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晴れ。今年初の猛暑。
入所者10名。介護士さん1名。
ここは今月2回目なので和歌を変える。
瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
われても末に 逢はむとぞ思ふ 崇徳院
皆で朗読。
時々会に来るが、面識のない二人の男性を、介護士さんに頼んで、香席に呼んだ。
二人とも元大工で、90歳。
同じ年齢と経歴の二人が、このホームで合流するのは、この和歌のようですね、と言う訳だった 。
喜んでくれた。
満州出身の人が「満州娘」という唄が好きだったと言った。
♪わたし十六 満洲娘
春よ三月 雪解けに
迎春花(いんしゅんほわ)が 咲いたなら
お嫁に行きます 隣村
王(わん)さん待ってて 頂戴ね
次回はこの歌詞を香題にするので、歌って下さい、ということになった。
曇り。肌寒い。
入所者8名。実習生2名。介護士さん1名。
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
みそぎぞ夏の しるしなりける 従二位家隆
風が吹いている夕暮の小川で、上賀茂神社の神官たちが身を清める行事をしているのを見ていると、もう夏なのだと実感する。
男性が一人だけ早く席に着いた。いつもうつむいて寡黙な人だ。準備をしながら話しかけた。満州で生まれ少年期をすごして引き揚げたそうだ。思い出を聞くと、餃子が美味しかったと話してくれた。私も好きなので材料や作り方、そして味を聞いた。水餃子だけかと思ったら焼き餃子もあったそうだ。どちらが美味しかったか聞くと、両方美味しかったという。今は高齢で何を食べてもおいしくないだろうが、思い出の中の味は最高の美味なのだろう。
私も今夜は紹興酒で焼き餃子を食べたいと思った。
お香は実習生も入って盛り上がった。
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