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2019年2月12日 (火)

香取物語香具屋姫探香記。(十)

8.あの世の和香会(1-2)。

(1) 問答が始まる。ヒロちゃんが尋ね、ペーターが答える。

 言葉って何なの。

A) 脳の中で作られる電気の信号だ。

B) 心に自分や世界や時間を作るレンガだ。

C) 怒りや悲しみの興奮を消す鎮静薬だ。興奮を言葉にして、書いたり話したりすると、興奮が鎮まり気持ちが楽になる。興奮する感情の心から冷静な言葉の心に切り換わる。

 言葉は僕にとって、何の役に立つの。

A) お前の命の40億年は、環境変化との戦いの歴史だった。

B) 体のDNAを進化させて適応するには千万年単位を要する。

C) ヒトは言葉のDNA、つまり言霊を進化させて、素早く環境変化に適用してきた。それが言葉の心の働きだ。

D) ヒトの強さ弱さは、言葉の心の強さ弱さで決まるのだ。

 言葉の心が強くなるとどんないいことがあるの。

A) 困難や環境変化に挑戦できるようになる。

B) 3匹の子豚の話を知っているだろう。紙の家も木の家も、オオカミに吹き飛ばされるが、レンガの家はびくともしないという話だ。オオカミは環境変化のこと。紙や木の家は感覚や感情の心のこと、環境変化になすすべもない。レンガの家は言葉の心のこと、環境変化にもびくともしない。

C) 感覚や感情の心にとっては、現在が安楽なら未来はどうでもいいのだ。言葉の心にとっては、未来が安心なら現在はどうでもいいのだ。

 言葉の心を強くするにはどうすればいいの。

A) 外から流れ込む言葉を言霊と言う。持っている言霊の質で言葉の心の強さが決まる。

B) 強いつまり善い質の言霊を身に着けるには3つの段階がある。

a 習う。悪霊と善霊を区別する最低限の免疫スクリーンを、信頼できる学校や人や本からもらう。

b 学ぶ。外から言霊をとりいれる。

c 考える。免疫スクリーンを改善して、さらに善い言霊をとりいれ、自分や世界や時間に組み上げていく。

C) 勉強はこの為にする。

 勉強は嫌いだ。学校も嫌いだ。

A) 体はお腹がすいたらご飯を食べる。心の食べ物は言霊だ。言霊を食べることを勉強と言う。

B) 体は食べなければ大人になれない。大人とは成長した体のこと。心は勉強しなければヒトになれない。ヒトとは成長した言葉の心のことだ。勉強しなくても大人になれるが、ヒトにはなれない。

C) 学校は勉強する手段の一つだ。本を読んでも、自然や社会を観察してもできる。しかし勉強の仕方は教わらなければ分からない。学校はその一つだ。

D) 外から入ってくる言葉、つまり言霊には、善霊と悪霊がある。ヒトは無意識に言霊を信じるように出来ている。善霊と悪霊を区別できずに取り込んでしまうように出来ている。選別するフィルターを持たないと、場合によっては悲惨なことになる。感情の興奮を誘う言霊は内容のいかんにかかわらず全部悪霊だと思った方が良い。学校は最初のフィルターを装着するためにある。

E) 勉強して得られるのが悟りだ。

 悟りって何なの。

A) カイコが繭で住処を作るように、自分や世界や時間を言葉で作って、身に着けることだ。

 悟ったらどんないいことがあるの。

A) 言葉の心が強くなる。

B) 困難や苦難に挑戦することが出来る。

C) 感情の心の興奮や欲望の暴走を止めることが出来る。

 どうすれば悟れるの。

A) 花を見て美しいと思っても、ゲームをして楽しいと思っても、悟ったことにはならない。その思いを言葉にして、自分や世界や時間に編み込んだら悟ったことになる。

(2) 閉会。

 「香満ちました」と唱和して礼をする。ペーターは木の中に帰る。

 ノンちゃんの初夢は終わる。

 この言霊の伝達式の次題は、ノンちゃんが薫香録にして、USBに入れて、押し入れの桑折へ。いつかヒロちゃんに渡るようにする。


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