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2018年12月

2018年12月26日 (水)

香心門 プレマみなみ風 お香かふぇ 301226

曇り。穏やかな年末。

入所者9名。介護士さん1名。ボランテイア1名。

今年最後のお香の会。

昨日のクリスマスの余韻が残って、みなさん明るい空気だ。

ボランテイア希望の若い男性が参席した。

来年からお香の手伝いをしてくれるとのこと。

いよいよ6年目。

幸先が良い。

昨日は84歳と76歳の、ボランテイアの大先輩方と忘年会。

前方を行く後ろ姿に励まされた。


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2018年12月20日 (木)

香心門 中央林間地域包括支援センターデイサービス 301220

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晴れ。暖かい。

来所者15名。介護士さん4名。

いつも時間が足りないので、香炉を8基に増やし、介護士さんを2倍に増やしてもらった。

デイサービスの方々は、足取りがおぼつかない程度で、頭も口も達者だ。

打てば響くようなやり取りが楽しい。

お香が終わってスウィーツの時間。

今日は栄養士さん手作りの、ガトーショコラと飲み物。

私も混ぜてもらい、クリスマス気分を味わった。

年末は12月30日から1月3日まで閉館。

楽しい正月が待っている。

ひとり暮らしの人や、家族が旅行に出てしまう人もいる。

正月はテレビの出番だ。

2018年12月18日 (火)

香心門 桜ケ丘記念病院延寿ホーム 301219

晴れ。寒さが緩む。

入所者10名。介護士さん1名。

今年最後のお香の会のダブルヘッダー。

今日も全員女性方。

香炉の準備をしている間の雑談で、香炉で火鉢の思い出になり、正月火鉢で遊んだ話になり、炙りだしの話になった。

介護士さんは勿論、半数の方が分からなかったので、私が、説明してくれる人を募った。

意図せずに認知症療法の回想法になった。

普段まったく話すことが無い女性が、何かを言いたそうに私の方を見たので、みなさんこれから○○さんが、炙りだしについて教えてくれますと言うと、小さな声で、適確な説明を始めて、介護士さんもうれしそうに日記に書きこんでいた。

子供と違い、高齢者にはたくさんの記憶が詰まっている。

若者より深い思考が詰まっている。


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香心門 白楽荘 301219

晴れ。寒さが緩む。

早朝の多摩センターへの道は、初冬のすっきりした枯野の景色。

デイサービス来所者9名。介護士さん1名。近所の女子大の教育実習生1名。

助手さんは来ない。後で電話をすると忘れていたとのこと。

いつもの通り、2基の香炉を聞き比べて、同じか違うかを問うゲームをした。

同じ種類の香木を載せた香炉について、みなさん違うという答えが圧倒的に多い。

今日もそうだった。

帰路運転しながら考えた。

香道には五味六国(ごみりっこく)という言葉がある。

五味は香りの感覚的な表現、六国はその産地のこと。

香りについての感覚的な問なのか、香りの元となる香木の産地についての問いなのか、不明瞭のまま、問題を出していた。

今日も貴重な教えをもらった。

引っ込み思案になりがちな人生の先輩方に、楽しく過ごしてもらえたと思う。


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2018年12月11日 (火)

香心門 プレマみなみ風 301211

曇り。

昨日を超えて今年一番の寒さ。

入所者8名。介護士さん1名。

こちらは一番古い訪問先だ。

介護士さんも一番熱心だ。

二人の女性は、寝台型の車椅子に寝たきり。

別の二人の女性は、車椅子に座って、介護士さんに香りを鼻に近付けてもらう。

反応はないが、香りを感じているようだ。

残り4人で香炉と会話をやり取りする。

初めはとまどったが、5年もたつと、みな同じだと思えるようになった。

返事が無くても聞こえている。

気持ちは通じている。

喜んでくれている。


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2018年12月10日 (月)

香心門 グレープの里 301211

曇り。今年一番の寒さ。

デイサービス来所者22名。介護士さん4名。

今日から、介護士さんのリーダーが、香炉の準備を手伝ってくれるということで30分前に入る。

一緒に、香炉を4基準備する。

その間、皆さんはカラオケ大会。

ナツメロの間に、唱歌や賛美歌もあった。

テーブルを縦に4つ連結して、左右に紅白の組に分かれて、二香の聞き分けをした。

違うということはよく聞き分けられるが、同じということは聞き分けられない。

ヒトのさが、競争差別の本能なのだろう。

外に出ると刺すような寒さ。

早い日暮れの中、細い三日月が冴えていた。


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2018年12月 7日 (金)

香心門 金井原苑 301207

晴れ。暖かい。

デイサービス来所者5名。介護士さん1名。

香の十徳を題材に、二炉の聞き分けを三回した。

香りの聞き分けをすることで、認知症予防が目的だ。

みなさん90歳前後のメリー・ウィドウ。

今年の2月に94歳の御主人を無くして沈んでいた人も、ずいぶん明るくなった。

香席の途中は、亡きご亭主の自慢大会になった。

独身の介護士さんには出る幕もなく、聞き役だ。

終わって、気のせいか、みなさんしゃっきりして、積極的な表情になったようだった。


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2018年12月 4日 (火)

香心門 ベルホーム 301204

晴れ。暖かい。

入所者8名。介護士さん3名。

インドネシアからの女性介護士さんもついてくれた。

色々不自由な入所者さんに、香炉を持たせて、手取り足とり、介助をしていた。

私が、今日の香の一部はインドネシアのカリマンタン産だというと、とてもうれしそうだった。

入所者からインドネシアのお正月はどうなのという質問も出た。

日本人の心の国際化は、老人ホームから始まるのだと思った。


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