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2018年10月

2018年10月24日 (水)

香心門 お香かふぇ 301024

曇り。爽やか。

入所者8名。介護士さん1名。

組香。

問題に正解すると子供のようにうれしい。

はずれると、悲しい。

大人になっても皆同じだ。

なるべく正解できるような香組みをしている。

しかし香炉の火加減で、思うような香りが立たない。

今日はそんな日で、たくさんの人を悲しませてしまった。

私も、気が晴れない。


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2018年10月20日 (土)

香心門 東建ふれあいサロン 301020

秋晴れ。

今日は、ボランテイア仲間の男3名で、午前中、海老名市主催の史蹟散歩に参加した。

豊饒に実った水田と海老名丘陵の高台に、たくさんの寺院や神社が散在している。

40名の高齢者を、やはり高齢者のボランテイアガイドさんたちが案内してくれる。

時に市役所を出発。行程3km。12時解散。

来月も開催されるということで、申し込みをした。

昼食後、お香の会場である東建ふれあい会館に戻り、3人の香席をした。


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2018年10月19日 (金)

香心門 シリウスお香の日の会 301019

曇り。この秋一番の低温。

生徒三名。

まず、各自持参の香炉で、それぞれが香を点てる。

もう一年以上なので、みなさん手なれたものだ。

次に源氏香。

五種の香木を各5包みずつ用意し、そこからランダムに5包みを選び順に香炉に載せて廻す。これもとてもスムースだ。

最初の2香が同じで、残りが異なった。

答は空蝉。

全員はずれ。

今年あと2回で終了する。

卒業証書を出すつもりだ。

それまでに1度だけでも正解を出させたい。


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2018年10月18日 (木)

香心門 中央林間地域包括センター 301018

晴れ。爽やか。肌寒い。

デイサービス来所者18名。介護士さん2名。

ずっとお休みだった人が、参加した。

うれしい気持ちになる。

お香の紅白戦。

途中、順に抜けて、介護士さんと階下のスーパーへ。

夕食の買い物だ。

リハビリの目的で家族がわざと依頼している人も、一人暮らしの人もいる。

行かない人は、家に帰れば温かい夕食が待っている。

だんだん寒くなってくると、この差は大きい。


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2018年10月16日 (火)

香心門 桜ケ丘記念病院 301016

曇り。過ごしやすい。

入所者、ショートステイの人8名。介護士さん1名。

早く着いたので、近所のコンビニで茶と弁当を買って、裏の大栗川の河原の土手で、川面や秋の草を眺めながら、昼食をした。

会場にはすでに8人の入所者が待っていた。

今年初のインフルエンザが出て、そのフロアーの人は隔離されて参加できないとのこと。

この村には、毎年この季節になると、北の国から渡り鳥と一緒に、魔法使いが来て、春までにたくさんの高齢者を連れて帰る。

そんな感じだ。

私も今日、予防接種をした。

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香心門 白楽荘 301016

曇り。過ごしやすい。

デイサービス来所者8名。助手さん1名。介護士さん1名。

早朝の多摩丘陵を車で抜ける。あちこちに小さな林がある。

夏の間、緑に埋もれていた老木が、黄色や赤になって、存在感を増していた。

良い歳のとり方だなどと思う。

30分前に着いて、今日初めての「お香の紅白戦」を助手さんと練習した。

参加者の受けはとても良かった。


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2018年10月12日 (金)

香心門 グレープの里 301012

曇り。肌寒い。

デイサービス来所者全員17名。介護士さん6名。

こちらでは今日が初めてとなる、お香の紅白戦で、施設側も総出で協力してくれた。

香炉を8基、香材は3種×8包み用いた。

来所者の皆さんはそれなりに障碍があるので、2炉ずつ4つの盆に載せて、介護士さんたちがほぼマンツーマンで、聞香の補助をした。

伝統的な香席では、書記が居て、会の記録を紙に書いて、優勝者の賞品とするのだが、香心門では全員がそれぞれ薫香録を書いて持ち帰ることになっている。香りだけでなく、記録でも脳トレになると喜ばれている。

香元の作業が大変なのを見て、施設の責任者が、次回から香炉の点て方を学んで、手伝ってくれることになった。


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2018年10月 9日 (火)

香心門 プレマみなみかぜ 301009

晴れ。爽やか。

入所者12名。職員さん1名。

初めての人も参加して、いつもより大人数になった。

2組に分かれて、こちらでは2回目になる紅白お香合戦。

職員さんも協力して、スムースに進行した。

良い成績が出る工夫をしたせいか、脳梗塞の人も、ホーキング博士と同じ病の人も、超高齢の人も、一生懸命挑戦している。

風雅の道とは外れるが、この道でいいのだと思えるお香の会になった。


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2018年10月 5日 (金)

香心門 金井原苑 301005

雨。寒い。

デイサービス来所者7名。介護士さん1名。

紅白お香合戦。

介護士さんも含め、4人対4人に分かれた。

3種の香木(仏、神、人)を廻し、同異当てを競う。

組香で、良い成績が出やすくなる、我ながら画期的な工夫が出来た。

この点前は100年後には組香の古典になるかもしれない。

満点は12点。

9点対6点で紅組の勝ち。

当たり外れより、嗅覚各細胞を刺激して、認知症予防が目的ということを、事前に説明したので、みなさん勝敗にこだわらず、のびのびと楽しんでもらえた。


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2018年10月 2日 (火)

香心門 ベルホーム 301003

晴れ。爽やか。やっと本格的な秋の到来。

入所者9名。介護士さん3名。

お香の紅白戦。

いつものように仏、神、人の3種の香材を用いた。

二つの香炉を同時に聞いて、同じ香りか、異なる香りかを当てるゲームだ。

前回と同様、全員正解の時と、ほとんどの人が外す時があった。

やっとその理由が分かった。

原因は、お香の種類ではなく、問の出し方だった。

二つの違いを問うと正解しやすく、同じさを問うと混乱する。

本能は、違いや変化を探すようにできていて、それが危険から身を守る進化の道だったのだろう。

如何に同じかより、如何に異なるか、人類みな兄弟より、いじめや差別になびきやすいのもそれなのだろう。

深淵な真理を見つけたようで、ここに自慢げに書かせてもらう。


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