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2018年6月

2018年6月21日 (木)

香心門 中央林間地域包括支援センター デイサービス 300621

雨が降らないだけで、どんよりと曇り、肌寒い、梅雨真っ最中。

来所者16名。介護士さん1名。

早く着いて、見学。

折り紙細工で、七夕飾り製作中。

片づけ、机を並べ変え、香席準備。

お香も、七夕香。

かささぎの わたせるはしに おくしもの

しろきをみれば よぞふけにける 中納言家持

七夕の起源である乞巧奠(きこうでん)の、宮中での祭の解説をした。

紙芝居で、かささぎや、蹴鞠、梶の葉、碁、貝覆い、花比べ、香比べ、楊弓などを、絵で説明した。

興味を持って聞いてくれた。

組香だけで時間切れになった。

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2018年6月19日 (火)

香心門 桜ケ丘記念病院延寿ホーム 300619

午前の白楽荘を終えて、聖蹟桜ヶ丘に向かう。

途中、コメダで昼食。

相変わらず、自分と同年の高齢者の客が多い。

食事を終えて余った時間、ベストセラーの「世界一孤独な日本のオジサン」という本を読んだ。

高血圧や感染症、認知症など、脅し文句のオンパレードだ。

ホームを回っている経験からも、男性は部屋に引きこもって、いくら声をかけても、お香やその他の集まりに出てこないのは事実だ。

14時に延寿ホームのお香の会開始。

入所者10名、介護士さん1名。

ここも全員女性だ。

自身の寂しさも包み隠さず、素直に、うれしそうに参加してくれる。

世界一孤独な日本のオジサンは手ごわい。

自分もそうなるだろう。


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香心門 白楽荘 300619

デイサービス来所者6名。介護士さん1名。助手さん1名。

晴れ。昨日までの雨や寒さが一転、夏の暑さ。

町田を抜けて新緑の多摩丘陵を抜ける。

緑が多く、快適なドライブコース。

七夕の組香。

かささぎの わたせるはしに おくしもの

しろきをみれば よぞふけにける 中納言家持

短冊に願いを書いて献香。

みなさん、楽しんでくれた、

お香の評判も上々でうれしい。


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2018年6月16日 (土)

香心門 東建ふれあいサロン 300616

一日中降ったりやんだり、薄暗く肌寒い。

参席者5名。

かささぎの わたせるはしに おくしもの

しろきをみれば よぞふけにける 中納言家持

初めての方が多く、緊張した雰囲気だったが、すぐに打ち解けた。

香の十徳の一つに、静中成友(せいちゅうせいゆう)とある。

みなさん、子供に戻って、短冊に願いを書いてもらう。

組香と献香。

楽しいお香の会だった。


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2018年6月15日 (金)

香心門 お香の日の会 300616

典型的な梅雨の一日。雨。肌寒い。

試し香、5種。

湿度が高いせいか、香りがよく立った。

源氏香。

5種の香をそれぞれ5包み用意して、混ぜて、5袋取り出し、順に聞香をする。

5袋すべてが異なる、珍しい組み合わせになった。

答は帚木(ははきぎ)。

梅雨の鬱陶しい気分が掃き清められた感じだ。


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2018年6月12日 (火)

香心門 プレマみなみ風 300612

梅雨らしい、鬱陶しい曇り空。気温も湿度も高い。

入所者7名、介護士さん1名。

早く着いたが、既に4名の方々が席に着いて、待ってくれていた。

施設側の信頼が厚くなったのか、老化が進んだ方たちの参加が増えて来た。

その分、介護士さんはてんやわんやだが、うれしそうにやってくれる。

通りすがりの介護士さんも競って手伝ってくれる。

介護士さんたちは若いが、私は高齢者なので、「老人の、老人による、老人の為の香道」という言葉が浮かんだ。


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自然にその流れに引き寄せられている感じがする。

献香が喜ばれる。焼香と合掌だ。

宗教抜きの祈りが求められている。

この道でいいのだという確信のようなものが出来て来た。

今日はいい日だった。

2018年6月 5日 (火)

香心門 ベルホーム 300605

晴れたり曇ったり。蒸し暑い。明日梅雨入りの予報。

入所者13名。介護士さん4名。

組香。

かささぎの わたせるはしに おくしもの

しろきをみれば よぞふけにける 中納言家持

先月はノロで中止。

久しぶりなので、介護士さんも、やる気満々だった。

一人一人の点前の補助や、薫香録の記入も、丁寧にやってくれた。

お香は、高齢の入所者さんと、若い介護士さんの会話を弾ませる良い方法だと、施設の側も評価してくれているようだ。

七夕の短冊の記入もした。

一人の男性は「ビール」と一言だった。

介護士さんがいくら書くように勧めても「願いは無い」と言い張る女性が二人いた。

組香の後、御神籤と献香をした。Photo

2018年6月 4日 (月)

香心門 グレープの里 300604

晴れ。日差しが強い。風はさわやか。

来所者5名。介護士さん1名。

組香。

かささぎの わたせるはしに おくしもの

しろきをみれば よぞふけにける 中納言家持

七夕のお香と言うことで、2枚ずつ、短冊に願いを書いていただいた。

のぞかないという約束で、真剣に書いてくれた。

一人の女性が、「世の中が」という書き出しで、筆が止まって、介護士さんが横から励ましていた。

以前も同じような人がいたことを思い出した。

私はまだ、願いを書けと言われたら、自分のことしか浮かばない。

組香の後に、御神籤を引いて、献香をした。


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2018年6月 1日 (金)

香心門 金井原苑 300601

晴れ。湿度が高いが風は爽やか。

入所者8名。介護士さん1名。助手さん1名。

月が変わるので、和歌も変わる。

テレビのニュースでは、ホタルやあじさいの話題が花盛り、お香でも、もう七夕だ。

組香(くみこう)

かささぎの わたせるはしに おくしもの

しろきをみれば よぞふけにける 中納言家持

和歌が作られたのは冬だが、内容は七夕だ。

湿度が高いせいか、香りも高かった。

ホームの畑でとれたばかりの野菜を山ほど頂いて、助手の方と山分けをした。

助手の方からは別途、150年物のヌカで漬けた漬物をたくさんいただいた。

これから夏野菜の季節。ナスやキュウリのヌカ漬けや枝豆での晩酌が楽しみだ。


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