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2018年3月

2018年3月28日 (水)

香心門 プレマみなみ風お香かふぇ 300328

晴れ。暖かい。

入所者7名。介護士さん1名。

観賞香。薫香源氏絵巻。

投票して、人気の高い女性を象徴する香を鑑賞した。

明石の君。渋の香。身分は低いが、高い教養を身に着けていた女性。

思い出話に花が咲いた。


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2018年3月27日 (火)

香心門 よみうりランド花ハウス 300327

桜満開。春爛漫。

入所者8名。介護士さん1名。

いにしへの ならのみやこの やへざくら 

けふここのへに にほひぬるかな  伊勢大輔

今年は桜の開花が平年より10日早く、施設の玄関の桜が満開だ。

大規模な施設なので、このフロアーには1年ぶりだ。

 

沈香の香木は、切るたびに香りが異なる。高価だが樹脂が濃く、何回でも香りが出るので、香題や季節ごとに、相応しい香りの出る破片を分類保存して、繰り返し用いる。

今日も、1年前の3月に用いた、桜の季節にふさわしい破片を再度用いた。

 

このフロアーは100歳前後の長命の方々の居室だ

ヤマザクラの寿命は数百年だが、花見で見るソメイヨシノの寿命は70年くらいだ。

このフロアーは、桜で言えばヤマザクラの名所だと、みなで笑った。


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2018年3月22日 (木)

香心門 中央林間地域包括支援センター デイサービス 300322

雨のち晴れ。朝昼の気温差10℃。

来所者14名。介護士さん1名。

いにしへの ならのみやこの やへざくら 

けふここのへに にほひぬるかな  伊勢大輔

組香と献香。

みなさん、お香にも習熟し、点前も教え合って、香席は円滑に進む。

お彼岸なので、献香は喜ばれた。

お香の後のおやつは、施設で手作りの焼きイモ。

しっとりして、和菓子の練り切りのようだ。

話は近隣の桜や、旬の竹の子の美味しさにひろがり、花が咲いた。

これでさは終わり、本格的な春の到来だ。


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2018年3月20日 (火)

香心門 桜ケ丘記念病院延寿ホーム 300320

午前の多摩丘陵から、午後の聖蹟桜ヶ丘に移動。

入所者11名。介護士さん1名。

組香と献香をした。

年齢や体調や理解力の状態は様々だが、介護士さんがうまくフォローして、特にお彼岸の献香は、楽しんでいただけた。

終わっても、名残惜しそうに、しばらく席を立つ人がいなかった。

自画自賛だが、良い香席だった。


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香心門 白楽荘 300320

雨。寒い。桜の、膨らんだつぼみに、冷たい雨が降る。

デイサービス来所者6名。ご家族の付き添い1名。介護士さん1名。

組香。

いにしへの ならのみやこの やへざくら 

けふここのへに にほひぬるかな  伊勢大輔

献香。お彼岸。

じっくり楽しんでいただくと、時間が足りなくなる。

廻す香炉を増やしたい。

ご家族の付き添いの方が、茶道をされており、香にも興味があるということで、見守りだけでなく、次回から、香を点ててくれることになった。


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2018年3月16日 (金)

香心門 お香の日の会 300316

曇り雨。暖かい。

会員4名。

賞香は乳香。

組香は源氏香。

各人が持参の香道具で、それぞれ香を点てた。

そのうち、火加減の良い2炉を用いて、源氏香の5香を聞いた。

結果は少女。全員残念。

良いお香の会が出来た。


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2018年3月13日 (火)

香心門 プレマみなみ風 300313

晴れ。4月の気温。花粉がピーク。

入所者8名。介護士さん1名。

組香。

いにしへの ならのみやこの やへざくら 

けふここのへに にほひぬるかな  伊勢大輔

献香。お彼岸。

外の春の息吹のようなものが、ホームの中にも寄せているようで、みなさん、いつもの月より、気持ちが浮き立っている感じがした。

お寺の住職の奥様だった方が、お彼岸の説明をしてくれた。

徳島出身の、車いすの男性が、立ちあがって、阿波踊りの、女踊りと男踊りを踊ってくれた。

介護士さんはひやひやで、後ろに回って支えていた。

「鳩胸出っちり」は、男踊りの姿のことだそうだ。

一足先に、花見の宴のようだった。


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2018年3月 6日 (火)

香心門 ベルホーム 300306

晴れ。暖かい。

入所者18名。介護士さん3名。

インフルエンザの季節も過ぎて久しぶりに訪問。

いにしへの 奈良の都の 八重桜

  けふ九重に にほひぬるかな

            伊勢大輔

百歳近くなれば、耳や目が弱って、会話も不自由になる。

そんななかで、介護士さんが耳元で、大声で和歌の出だしを読むと、続きを、すらすらと暗誦する方がいる。

今日も二人いた。

皆さんで拍手した。

幼い頃に覚えた百人一首は一生の宝だ。

お彼岸の話をしながら献香もした。


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2018年3月 5日 (月)

香心門  グレープの里 300305

暖かいが、強い風雨。春の嵐。

来所者5名。介護士さん1名。

源氏絵巻観賞香。

薫香録にそって登場人物のプロフィールを紹介した。

一人ずつ、好みの登場の女性を指名してもらい、その名のついた香を鑑賞した。

女性方は、自分の来し方を思ってか、だんだん会話が盛り上がってきた。

雲居の雁。乳の香。光源氏の息子と初恋を実らせて結婚、七人の子供の母となる。

紫の上。花の香。光源氏の最愛の妻。満開の桜の花を思わせる絶世の美女。


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2018年3月 2日 (金)

香心門 金井原苑デイサービス 300302

晴れ。暖かい。

来所者5名。介護士さん1名。助手1名。

今日から月が変わり、和歌も変わる。

いにしへの 奈良の都の 八重桜

  けふ九重に にほひぬるかな

            伊勢大輔

先月は大雪で中止になって、久しぶりの訪問になった。

本格的な声楽家の女性と、隣接する二つの部屋に分かれて、同時開催だった。

聞こえてくる歌も「おぼろ月夜」など、一足先に春の選曲になっていた。

窓から明るい陽が差し込み、香が鼻の極楽、歌が耳の極楽、相乗効果で、楽しいお香の会になった。


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