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2017年5月29日 (月)

焼きそばパンと浦島太郎

昨日も今日も、昼食に、例のパン屋へ行った。やきそばパンは売り切れていた。普段も1,2個が、コロッケパンの隅に埋もれているだけだ。きっと1袋の焼きそばで作るだけなのだろう。しかし在庫切れが2日続けてなので、「製造中止かい」と、奥に声をかける。「数日前から男の人が来て、在るだけ買ってしまう」とのこと。ここまでは店主の日記。以下から別人の日記です。

私は、浦島太郎(仮名)です。これは店主の日記の数日後、私が書いています。色々あって、毎月1回、この店に来て、香席に参加して、議事録を書くことになりました。

まずは、ここまでの経緯をお話しします。定年になって、竜宮城から戻って元の浜に着いた浦島太郎のような気持ちになりました。この浜で生きていた実感が湧かず、心は竜宮城へ向かってしまいます。朝、あても無いのに、会社に来てしまいます。守衛さんも承知していて、同じような方が結構いるんですよと慰めてくれます。仕方なく、近くの神社のベンチで半日過ごしていました。焼きそばパンを買い占めていたのは私です。こんなことが続き、医師に相談して、無意識の記憶を鍛えれば、昔の記憶も活性化されると言われ、この店を紹介されました。玉手箱の煙で全部忘れた浦島太郎とは逆に、香炉の香りで、元の浜での生活を思い出したいのです。

一昨日は、中央林間のディサービスで、見学をしました。

今日、店に入ると、奥のテーブルに、先輩が2人座っていました。

今日のように、曇って、薄暗い天気の日には、出席者が少ないそうです。竜宮城の記憶が思い出されて、その呼び声について行ってしまうのだそうです

先輩はもう何年も通っていても、回復した様子には見えません。現状維持なら、それでいいと思います。

今日は私に合わせて、1種香をしました、これから古香を9種、沈香を11種、組香にして、記憶力を鍛えるそうです。香りの区別は無限にあるそうです。先輩方はすぐに忘れてしまうので、新人が来るたびに振り出しに戻っても、喜んでいます。

この後も、登場するかもしれませんのでお見知りおき下さい。


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