香炉屋日記290524
今朝も五月晴れだ。
久しぶりに裏の窓を開ける。
朝の空気が爽やかだ。
五月の風とともに、近所の保育園から小鳥のような、ピーチクパーチクが流れ込んでくる。
4月に入園した子たちが、やっと、園の生活に慣れてきたころだ。
それでも未だ、親との別れを嫌がって泣き叫ぶ子もいる。
若い親はそれを振り払って、職場へ向かう。
人生にこれほどの悲しみは在っただろうか。
それも治まると、ピアノの音に合わせて、朝の挨拶の歌が始まる。
歌声もこれから徐々に揃っていくのだろう。
保育園で、喧嘩をして、泣いたことを思い出した。
私の人生も、あそこから始まったのだ。
罵る言葉を持っていると、罵る気持ちが湧いてくる。
攻撃する言葉を持っていると、攻撃する気持ちが湧いてくる。
悪い心の状態が悪い行いを引き起こし、悪い言葉を生みだすように思っているが、本当は、悪い言葉が、悪い心の状態を引き起こし、悪い行いを引き起こすのだ。
ヒトが言葉を作ったり、操ったりしているのでなく、言葉がヒトの心を作り、操っている。
言葉にはそういう働きがあるという意味で、昔のヒトは言霊と呼んだのだろう。
香りは、良い言霊を呼び寄せ、悪い言霊を洗う、手段の一つかもしれない。
おや、昼御飯の歌が始まった。
一段と元気な歌声がする。みんな一緒に何を食べるのだろう。
昼食は、例のパン屋で、焼きそばパンとアイスオ―レにしよう。
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