香炉屋日記290501
午前中は晴れて穏やかだった。
月曜日でも、連休の合間なので、神社も街も、にぎわっている。
しかし、昼から、 一天にわかにかき曇り、暗くなって、人影が消えた。
雷鳴と共ににわか雨、やがてすぐ近くに雷が落ちた。
おとといはミサイル騒ぎで地下鉄が止まった。
今日は何事も無く、黒雲が過ぎて空が明るくなって、人の波が戻った。
店のドアの鈴が鳴って、老婦人が入ってきた。
傘を持ったまま、話しかけてきた。
湯呑を香炉にできると聞いて、来たのだそうだ。
灰を入れ、炭団に点火して、香材を載せるだけで良いので、そのように伝えた。
灰と炭団と、香木を少し買った。
傘を置いて、湯呑を出してもらい、灰の袋を切って、湯呑に7分目ほど入れ、炭団の点火の仕方と、香木の切り方などを教えた。
うれしそうに紙箱に入れて提げて帰った。
何故湯呑を香炉にしたいのか。
仏壇にでも供えたいのだろうと思った。
この商売は、応用問題が多い。
そろそろ竹の子もスーパーの店頭から消えた。
今夜は、最後の一かけらで、青椒肉絲だ。
今年最後だ。
« 香炉屋日記290426 夜間飛行 | トップページ | 香炉屋日記290502 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント