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2016年12月

2016年12月23日 (金)

香心門 金井原苑ディサービス 281223

晴れ。南風強く暖かい。

来所者8名、介護士さん1名。

田子の浦に うち出(い)でてみれば

白妙(しろたへ)の

富士の高嶺(たかね)に

雪は降りつつ 山部赤人

御家流香道で習ったように、姓でなく名前で呼びあうようにした。

みな若返った感じだし、なによりも親しみが格段に増す。

古人の知恵は有難い。

本年最終の和香会。

良い一年だった。Photo

2016年12月20日 (火)

香心門 延寿ホーム 281220

晴れ、年末とは思えない暖かさ。

入所者9名、介護士さん1名。

田子の浦に うち出(い)でてみれば

白妙(しろたへ)の

富士の高嶺(たかね)に

雪は降りつつ 山部赤人

組香と献香。

懐かしい味や香り、音楽などが、無意識の領域に溜まっている記憶を湧きださせる、デジャビュという現象がある。

献香はデジャビュを引き起こす良い方法なのだろう。

みなさん昔話が盛り上がって、介護士さんもびっくり。

幸福は未来からばかりでなく、過去からもやってくる。

そうなら、高齢の方も幸福を手に入れやすいことになる。Photo

2016年12月19日 (月)

香心門 ベルホーム 281219

晴れ。暖かい。

ノロウィルスが猛威をふるっている。

インフルエンザもそろそろだ。

入所者10名。介護士さん2名。

田子の浦に うち出でてみれば 白妙の

富士の高嶺に 雪は降りつつ 山部赤人

組香と献香をした。

香りという現在の現実を言葉にすると、記憶の過去(組香)や願望の未来(献香)が生まれる。

 過去も未来も、感覚器官では感知できないという意味で、「あの世」だ。

あの世とは、死後のことではなく、生きている間に見える記憶の過去や願望の未来のことだ。

 歳をとって心身が不自由になっても、過去や未来が見えることが、ヒトがヒトとして生きている証しなのだと思う。

Photo_2

2016年12月15日 (木)

香心門 中央林間地域包括支援センターディサービス 281215

晴れ。寒い。

来所者16名。介護士さん2名。

田子の浦に うち出でてみれば 白妙の

富士の高嶺に 雪は降りつつ 山部赤人

本日は人数が多く、初めての方も多かったので、組香は省略。

和歌の唱和と解説をした。

年末なので、今年の無事と、来年の福を祈って、献香をした。

みなさん、祈ることが多く、時間ぎりぎり、お開きとなった。Photo

2016年12月14日 (水)

香心門 ひらお苑グループホームやまもも 281214

 雨のち曇り。寒い。

入所者5名・介護士さん1名。

心あてに 折らばや折らむ 初霜の

おきまどはせる 白菊の花  凡河内躬恒

グループホームは少人数なので、家庭的な雰囲気だ。

全員女性で、童女の人形の館に迷い込んだようだ。

ゆったりとした時間をともに楽しんだ。

Photo  

2016年12月13日 (火)

香心門 プレマみなみ風 281213

曇り。寒い。

入所者7名。介護士さん、研修生さん、6名。

田子の浦に うち出(い)でてみれば

白妙(しろたへ)の

富士の高嶺(たかね)に

雪は降りつつ 山部赤人

Photo 10日間入院しているうちに、もう年末。

退院の無い入院、入所者の気持ちも少しわかった。

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