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晴れ。南風強く暖かい。
来所者8名、介護士さん1名。
田子の浦に うち出(い)でてみれば
白妙(しろたへ)の
富士の高嶺(たかね)に
雪は降りつつ 山部赤人
御家流香道で習ったように、姓でなく名前で呼びあうようにした。
みな若返った感じだし、なによりも親しみが格段に増す。
古人の知恵は有難い。
本年最終の和香会。
良い一年だった。
晴れ、年末とは思えない暖かさ。
入所者9名、介護士さん1名。
組香と献香。
懐かしい味や香り、音楽などが、無意識の領域に溜まっている記憶を湧きださせる、デジャビュという現象がある。
献香はデジャビュを引き起こす良い方法なのだろう。
みなさん昔話が盛り上がって、介護士さんもびっくり。
幸福は未来からばかりでなく、過去からもやってくる。
そうなら、高齢の方も幸福を手に入れやすいことになる。
晴れ。暖かい。
ノロウィルスが猛威をふるっている。
インフルエンザもそろそろだ。
入所者10名。介護士さん2名。
田子の浦に うち出でてみれば 白妙の
富士の高嶺に 雪は降りつつ 山部赤人
組香と献香をした。
香りという現在の現実を言葉にすると、記憶の過去(組香)や願望の未来(献香)が生まれる。
過去も未来も、感覚器官では感知できないという意味で、「あの世」だ。
あの世とは、死後のことではなく、生きている間に見える記憶の過去や願望の未来のことだ。
歳をとって心身が不自由になっても、過去や未来が見えることが、ヒトがヒトとして生きている証しなのだと思う。
晴れ。寒い。
来所者16名。介護士さん2名。
本日は人数が多く、初めての方も多かったので、組香は省略。
和歌の唱和と解説をした。
年末なので、今年の無事と、来年の福を祈って、献香をした。
みなさん、祈ることが多く、時間ぎりぎり、お開きとなった。
雨のち曇り。寒い。
入所者5名・介護士さん1名。
心あてに 折らばや折らむ 初霜の
おきまどはせる 白菊の花 凡河内躬恒
グループホームは少人数なので、家庭的な雰囲気だ。
全員女性で、童女の人形の館に迷い込んだようだ。
ゆったりとした時間をともに楽しんだ。
曇り。寒い。
入所者7名。介護士さん、研修生さん、6名。
10日間入院しているうちに、もう年末。
退院の無い入院、入所者の気持ちも少しわかった。
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