香心門 よみうりランド花ハウス 281025
曇り、夕から小雨、寒い。
入所者6名。
秋の夕暮れの雨は、いつでも、誰にでも、さびしい。
来月の香題は、「三夕の和歌」のどれかにしようと思う。
・さびしさはその色としもなかりけりまき立つ山の秋の夕暮(寂蓮法師)
・心なき身にもあはれは知られけりしぎたつ澤の秋の夕ぐれ(西行法師)
・見わたせば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕ぐれ(藤原定家朝臣)
お香は、さびしさに花を咲かせる、灰のようなものだ。
花咲じじいにはなれないが、香りの花は、心の秋を少し和ませてくれる。
来年の一月十八日に、新春の蘭奢待観賞会をする。
一と十八日を縦に圧縮すると、「香」という字になるのだそうだ。
大和市内の、花咲爺、婆候補が集まってくれる。
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