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2016年1月

2016年1月26日 (火)

香心門 よみうりランド花ハウス 280126

晴れ、寒いのは今日までとの予報。

入居者6名。

介護度が高い人々が暮らす、初めてのフロアー。
介護士は、別室で日常作業、手伝ってくれない。

火を扱うので、私一人で、全員の一挙手一投足を補助した。
こんなはずでは、と思いながらも、無事終了。
今日は不本意な会だったと悔いが残った。

帰路、思い返した。
みなさん、終っても席を離れがたいようで、うれしそうにしていた。
介護士も、日常の仕事がはかどって、感謝していた。
自分の都合を離れれば、今日は、いつもより、うまくいったのだ。
人生、自分が思っているのと、実際とは、別次元なのだ。
悲観も楽観もその程度の話だ。

この歳で、今頃言うのも、恥ずかしい。Photo

2016年1月25日 (月)

香心門 中央支援学校 280125

寒いが晴天。

高校3年生が7人、先生が2人。

「70分授業ですから、出し惜しみしないで、全部やって下さい」と言われた。

舟木一夫の歌ではないけれど、高校3年生は、卒業を控え、甘酸っぱい寂しさがあったのを思い出した。

当時は大人だと思っていた先生も、今見れば、みんなわが子の年齢だ。 Dscf2505




親友やライバルたちも、いなくなったなあと思う。

お香のフルコースで、70分を超えたが、みな、飽きずに付き合ってくれた。

手作りバザーのプレゼントがうれしかった。

2016年1月22日 (金)

香心門 グレープの里 280122

晴れ。穏やかな寒い日。
杉の花粉が飛び始め、つらい日々の始まり。
ホームも、ノロとインフル、厳戒中。

デイサービスの来所者が5名、介護師さん1名。

いつも、左隣に座る100歳の女性がいる。
耳はほとんど聞こえないが、鼻は鋭敏で、今日も正解した。

アルツハイマー型認知症は、まず嗅覚神経に異常を来たし、匂いがわからなくなる。
記憶障害はその後に起こる。
しかし、嗅覚障害だから、アルツハイマーだというわけではない。

参席者の心を傷つけないようにしなければならないと思う。

夏に撮った写真を貰った。プライバシーから掲載を遠慮していたが、今日責任者から、顔をぼかすことを条件にお許しが出た。ぼかす技術がわからないので、シールを張って、写真を写真に写した。2

2016年1月21日 (木)

香心門 みなみ風デイサービス 280121

冬型気候で青空、風もない。

先月配属されたネパール(チベットは私の勘違い)女性が、すっかりみなさんに溶け込んでいた。
お香の会の見守りも、彼女ひとりに任せられていた。

入所者12名、介護師さん1名。
みなさんに励まされ、彼女が、ひとりで、和歌の朗読をした。

新年なので、良い香木をたいた。
打ち解けて、楽しむ気持ちが満ちていて、
これならどんな香木でも、最高に良い香りに感じられるだろうと思わせられた。

香席の良し悪しは、道具や香木とは異次元のものだと教えられた。Photo


2016年1月19日 (火)

香心門 延寿ホーム 280119

快晴。
昨日の大雪が解け残る上を吹く風が身を切るようだ。

入所者9名、介護師さん1名。
和歌を一人ずつ唱詠。

2人は介護師さんと一緒に詠む。

君がため 春の野に出でて 若菜摘む   
我が衣手に 雪は降りつつ 光孝天皇

組香。
正月なので、伽羅で献香。
フロアー全体に香りが満ちた。

聞香の時、3年間、何も話さなかった女性が、香りを聞かれて、「辛い」と言った。
介護師さんが早速日誌に書いていた。
家族への報告なのだろう。
初めて味わう種類の喜びだった。Photo

2016年1月15日 (金)

香心門 金井原苑 280115

苑の庭に、梅がちらっと咲いていた。

今日は、助手と、ボランテイアさんが補助をしてくれたので、私は進行役をした。

入所者8名参席。。

各人和歌の朗読。

君がため 春の野に出でて 若菜摘む   
我が衣手に 雪は降りつつ 光孝天皇 

お正月なので、伽羅をたいた。

終了後、助手さん、ボランテイアさんと、お茶とお菓子をつまんで、それぞれの両親の介護について話をした。
話題は尽きなかった。
続きは来月、この会で、ということになった。Photo


2016年1月14日 (木)

香心門 中央支援学校 280114

午後の授業。
小学3年と6年の混成学級。
生徒と先生、8名。
約束の13時の前に教室に入ると、ガラス窓から明るい日差しが差し込み、一人はマット、一人は椅子で、お昼寝中。
五味の香と献香。
少人数なのでじっくり時間をかけすぎて、先生希望の聞香ができずに終了。
子供2人ずつと私と並んので写真撮影、握手。久しぶりに心の底から温まった。
みんなで作った木の実のキャンドルをくれた。
今年はうれしいスタートになった。Photo_3


Photo_4

2016年1月13日 (水)

香心門 ひらお苑 280113

午前中に、中央支援学校を終え、移動。

入所者4名と介護師さん1名。

君がため 春の野に出でて 若菜摘む 
我が衣手に 雪は降りつつ 光孝天皇

お正月なので、伽羅をたいた。

みなさん、大喜び。

七草粥を食べたという話の続きで、11日は鏡開きだから、お餅の入ったお汁粉も食べたでしょうと聞いたら、介護師さんがうつむいてしまった。

ホームでは、餅は、決して出さない、危険物だったのだ。Photo_2

香心門 中央支援学校 280113

Photo


晴れたが厳しい寒さ。

1時間目、中学1年と先生、11人。
五味の香と献香。
甘い香りが一番人気があった。
意外だったのは塩辛い香りも人気が高かったこと。

2時間目、中学生と、先生、6人。
瞑想香。
視覚に頼らずに香を楽しんだ。
小さなオルゴールを付けた香炉や、点字の薫香録。
先生も、言葉で助言をして、極力手を出さないようにした。
香包も、手さぐりで折った。
目を閉じると、世界が深くなる。

2016年1月12日 (火)

香心門 プレマみなみ風 280112

インフルエンザ、厳戒態勢。

入所者と介護師さん、8名。

今年もまた、新年はこの和歌。

君がため 春の野に出でて 若菜摘む
我が衣手に 雪は降りつつ 光孝天皇 
Photo_3

香心門 中央支援学校 280112

年末から昨日まで、晴天、暖冬だった。

今日から本格的な寒さ到来。

今年初のお香の会。

小学4年と5年と先生、20名。

五味の香。香りを言葉に変える。

献香。春の七草を覚える。

若菜のような子どもたちだった。Photo

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