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快晴。3名。
コロナで久しぶりの開催。
12月にふさわしい百人一首は少ない。
山川に 風のかけたる しがらみは
流れもあへぬ 紅葉なりけり 春道列樹
二種香をした。
感染者数が落ち着き、経済は回復し始めたが、新変種オミクロンの登場で不安が高まっている。
老人ホームはこの二年、全く開催できないままだ。
プロの文化活動も停滞している。
社会的にも、精神面でのダメージは、深いものがあるだろう。
1 今日は線状降水帯の停滞で、散歩に出られず、ネットサーフィン中に、面白い和歌を見つけた。なかなかに、人とあらずは、酒壺に、なりにてしかも、酒に染みなむ(酒壺になって酒に浸っていたい)。この世にし、楽しくあらば、来む世には、虫にも鳥にも、我れはなりなむ(この世で楽しければ、来世で虫や鳥になってもかまわない)。大伴旅人「酒を讃むる歌十三首」。
2 最近、土曜の夕方は、再放送の「孤独のグルメ」を見ながら晩酌をしている。今日は放送日ではないが、半夏生のタコ酢をつつきながら、ふとタコ壺を思い、そこから酒壺になり損ねた男の話を思い出した。出典は不明、昔の中国だと思う。酒好きな男が居て、死んだら土になって、酒壺になりたいと言って死んだ。土にはなったが、トイレの糞壺になったという話だ。
3 「孤独のグルメ」にも飽きたので、妄想をした。食道楽の男が、生まれ変わったら、五つ星レストランのナイフとフォークになって、毎日美味しい料理を味わいたいと言って死んだ。生まれ変わったのはカラスだった。夜明けとともに、目をつけた店のゴミ箱を漁って、ご馳走にありついていた。「新孤独のグルメ」では、そのカラスが主人公だ。ゴミ箱をつつきながら、昔食べた料理に出会って、人間だったころの食事を回想する。映像は、前後にカラスが登場するだけで、登場人物は井の頭五郎のまま。ゴミもゴミ箱も映さないのが肝だ。
関東は1日中雨。東北北海道が梅雨入り。
気温は低いが湿度が高い。
ワクチン接種は順調だが、コロナの感染者は横ばい、不安を煽る情報が飛び交って、梅雨の湿気と重なって、日本全体がどんよりしている。
老人ホーム訪問が途絶えて久しいが、昨日やっと、入所者や職員の2回接種が終わったので再開したいという話が来た。
私は2回目が来月半ばなので、8月再開でお願いした。
お香の会は客が少ないので雑談で終始した。
大先輩が大往生をしたがコロナで葬儀が出来なかった話や、俳句の会の高齢の知人が、外出を控えて節制していたのに、好物の豆腐を買いに出かけて、コロナで亡くなった話がでた。
高齢者の典型的な会話だが、このコロナの時節に聞かされると、一層身につまされる。
晴れ。晩秋と初冬の潮目。
コロナの第2波にめげずに、続いていた老人ホームのお香の会も、先月からの第3波でさすがに休止。
高齢の基礎疾患の死者が毎日30名近くに増加している。
一方で、倒産企業、失業者、自殺者が増えている。
政府のGoTo企画で、高い旅行や飲食を安く味わえる得の欲に誘われて、数千万人が消費活動に参加、経済を支えている。
諮問機関の医師たちは、政府に経済活動抑制を進言、マスコミは政府を袋叩き。
こちらも潮目を迎えている。
先輩に誘われて、尾根にある古刹を散歩。
持参した、コンビニのコーヒーの温もりがありがたい。
紅葉はほとんど散り、落葉やドングリも掃き清められていた。
龍の泉の水も冷たい。
3.11の放射能も、10年ひと昔だ。
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